
■概要
総務省が主催する『統計データ分析コンペティション2022』(対象:高校生・大学生等)において、弊社パートナー研究員である山本先生の授業を受けた高1有志3名が見事!「審査員奨励賞」を受賞されました!!
『統計データ分析コンペティション2022』は、2018年度から総務省が毎年開催している取組で今回は第5回となります。「教育用標準データセット」などの統計データを分析した論文を広く募集し、アイデアと解析力を競うことで高校生・大学生等の統計リテラシーの向上を図る取組です。
■背景
生徒たちは2022年度より、山本先生が担当する「情報I」を中心とした教科横断型カリキュラム(論文名:教科横断型による情報I 「情報デザイン・データの活用分野」の教材開発と授業実践)や、宿泊行事(SDC)、金沢での現地研修プログラムを通して、地域創生や商品開発、起業に触れてこられました。
これまでの経験から、相手をもっと納得させるために、「データで語る重要性・必要性」を感じていました。そんな中、山本先生の「統計コンペに出てみない??」というひと言が、生徒たちの後押しになり、参加が決定しました。
受賞者 | 聖学院中学校・高等学校の高1有志3名(中谷 祐貴さん、佐竹 正裕さん、北原 櫂人さん) |
コンペ名 | 【総務省】統計データ分析コンペティション2022 |
受賞論文 | 「脱炭素社会に向けてサステナブルなまちづくりをしていくためには?」 |
参考リンク | https://www.nstac.go.jp/statcompe/award-2022-high.html |
■生徒たちの学び・体験
山本先生は、聖学院高等学校で2022年度より「情報I(高校1年生)」の授業を担当されています。その中で今回、「高2 STEAM(データサイエンス)※1」をアレンジした内容を取り入れて、生徒の基礎固めに力を注いでいきました。
※1:高校新クラスグルーバルイノベーションクラス(通称:GIC)の4つの独自科目の1つであるSTEAM(高2で履修)
はじめはスプレッドシート上の大量の数字に「諦めます…」と言っていた生徒たち・・・
それでも最後には「こんなに本気になったの初めてです!」と大きく飛躍しました。
教育を担当した山本先生としても「とても良い経験ができました」と語られております。
生徒たちは授業や特別活動を通して、課題を感じ・発見できるようになっていきます。そして、自ら発見した課題で論文作成にチャレンジし、データコンペティションに応募した結果、「審査員奨励賞」を受賞!
山本先生の授業・生徒の学びが花開いた素晴らしい成果です。

2021年東京理科大学 大学院 理学研究科 科学教育専攻修了
卒業後聖学院中学校・高等学校にてSTEAM授業のカリキュラム開発・授業等を担当
2022年J-AICのパートナー研究員に就任
■統計データ分析コンペティション2022
主催 | 総務省 |
共催 | 総務省統計局 独立行政法人統計センター 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構統計数理研究所 一般財団法人 日本統計協会 |
後援 | 文部科学省 国立研究開発法人科学技術振興機構 全国高等学校長協会 一般社団法人 日本統計学会 全国統計教育研究協議会 |