概要

2021年11月11日(木)、デル・テクノロジーズと奈良先端科学技術大学院大学(以下、奈良先端大)共同で開催された「中堅企業DXアクセラレーションプログラム」に参加し、優勝しました。

 

コンテストの内容

AI・VR/AR with 5G・Edge Computingの技術を活用した社内の業務効率化やコスト削減、売上拡大などのビジネスプランを発表し、8名の審査員により「実現可能性」、「新規性/優位性」、「継続性」、「発展性」、「経済性」の5つの評価基準により総合得点で競うコンテストです。

1位~3位の上位入賞者、および特別賞(カゴヤ・ジャパン賞、ミライコミュニケーションネット賞)には、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)研究員がメンターとしてビジネスプランの実装や定着化を支援するほか、デル・テクノロジーズや協賛するカゴヤ・ジャパン、ミライコミュニケーションネットからインフラ支援が受けられる、という内容です。

DXアクセラレーションプログラムの概要

応募要綱(一部) 内容
前提条件 プロジェクト開始から1年程度で実装可能なビジネスプランを想定
AI・VR/AR (with 5G)・Edge Computingの技術要素を活用したプランを想定
DX関連技術を外販・サービス提供する企業は除く
対象 従業員1,000名以下の中堅中小企業

本選アジェンダ

13:00 – 15:40 本選<発表>
15:50 – 17:20 評価・表彰式・総評

詳細は下記のリンクをご覧ください。
第2回 中堅企業DXアクセラレーションプログラム -日本の中堅企業が挑むデジタル変革- (oatnd.com)

「中堅企業DXアクセラレーションプログラム」につきましてはマイナビニュースに掲載されています。
デル、2回目の中堅企業DXアクセラレーションプログラムコンテスト | TECH+ (mynavi.jp)

 

発表内容

本発表は6スライドから構成されており、当社の概要、プロダクトのご紹介、理念、事業の概要、類似サービス、「現状と課題」を説明しました。
弊社はデータ解析や人工知能の開発を行っており、業務ログを取得からプロセス評価を行う「AKT」にてマウスやキーボード操作をAIで解析し、業務の自動化、習熟度の把握、人事評価・教育などの支援を行っています。

今回は「AKT」の技術をeスポーツに適用し、選手の成長支援やセカンドキャリア支援に生かしたいと考え、eスポ―ツの分析システムを「AKT-Fighters」と呼びます。
AKT-Fightersが分析するのは「eスポーツ」です。eスポーツは2025年に約3000億円の市場になると言われている有望な市場ですが、このeスポーツには3つの主体があるといわれています。選手やプレーヤーといった「する」、ファンや観客といった「みる」、サプライヤーや学校といった「支える」です。この中の、選手に着眼して分析をしたいと考えています。今回、成長支援とセカンドキャリア支援の2つを提案しました。

AKT-Fighters概要書
説明スライド:AKT-Fighters概要書 キーボードやマウス操作の分析

■成長支援
成長支援の目標はパフォーマンス向上にあります。優秀者の操作データと練習生の操作データを可視化、評価し行動やコンピテンシーを抽出します。そして、練習生が優秀者の行動やコンピテンシーを獲得することを目指します。そのうえで、パフォーマンス向上につながるトレーニングの実施支援を行います。 

■セカンドキャリア支援
セカンドキャリア支援の目標はeスポーツ人口の増加です。例えばアセスメントシートや適性検査とプレイログを分析しそれらが相関する項目を探し出します。そしてそれらを用い、適正・就職マッチングへの取り組みを考えています。

これらを通じて、個人の目標達成支援や自己実現を目指し、市場拡大を通じてeスポーツ全体への貢献も目指します。

■現状の課題と本プログラムで実現したいこと

トレーニングメニューの開発、セカンドキャリア支援、また、ゲームでの分析を実社会に応用し「DXの推進」が本事業の課題として挙げられます。分析の現状としてはプレーヤー60人弱のデータを日々、蓄積しています。現状、各ゲームに共通した因子を発見することは困難と考えられるため、特定のゲームに絞って分析を実施中です。今回のプログラムを通じて、新たな人材の獲得や、従業員のレベルアップを図りたいと考えています。

日本AIコンサルティングについて

私たちは生産性や効率化が要求される中で、誰もが活躍できる社会をテクノロジーとマネジメントの力で実現したいと考えています。

近年、企業の「DX」化が注目され、あらゆる企業がデータやAIを活用して効率化や生産性の向上を目指してDXに取り組んでいます。 当社も「働き方改革」の支援を行っていますが、教育現場におけるIT化も同様、改革の余地はあります。

当社はeスポーツの分析システム「AKT-Fighters」を開発し、eスポーツにおけるゲーミングスキルの成長支援とセカンドキャリア支援に生かしたいと考えています。

当社は社会で求められる人材と教育現場での学習の架け橋となり、未来を担う若者が「生き方の選択ができ、社会との繋がりをもつこと」への実現を目指します。

日本AIコンサルティング株式会社の詳細はhttps://j-aic.com/ をご覧ください。